国が掲げている2050年に向けたカーボンニュートラルの実現。そして脱炭素化・・・
ネットゼロという言葉まであり、それぞれは同じ意味なのか?
違う意味なのでしょうか?
企業の努力と個々の努力で取り組まなければいけない重要な問題であり、1人1人が自覚して行動していきたい程大切な問題なのですよね。
そんな脱炭素とカーボンニュートラル、ネットゼロのそれぞれの意味が同じなのか違うのか
一緒に勉強していきましょう。
脱炭素とカーボンニュートラルの違いは?
『脱炭素社会』・・・カーボンニュートラルが実現された社会の事。近年耳にするようになった方も多い言葉ですね。
『脱炭素』を簡単に言うと・・・二酸化炭素の排出量をなくしてゼロを目指す事
『カーボンニュートラル』・・・気候変動や地球温暖化の原因となる排出効果ガスを実質ゼロにしていく取り組みの事
実際に仕事で関係している方や、独自に勉強をしている方以外に関心の無いジャンル?であるような気もしますね。
徐々に、電気自動車に切り替わっていく自動車産業や、省エネ住宅でないと確認申請が通らなくなる建築業界、エネルギーに関わらずに生きている人は居ない時代となってきましたが、
無関心ではやり過ごせなくなる・・・そんな時代がやってきました。
環境省が掲げている『脱炭素ポータル』というホームページに紹介されていますが、国が掲げる『脱炭素』は2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて取り組み、結果として脱炭素社会にしましょう。という取り組みなのですね。
環境省が掲げている『脱炭素ポータル』HPはこちらです↓

という事は、カーボンニュートラルの実現が脱炭素化社会につながる・・・という事ですね!
なるほど~と納得しつつ、どこか他人事・・・
そんな国民を代表して調べてみたいと思います。
具体的にはどういう事?
日本では、年間12億トンを超える温室効果ガスが排出されているそうです。
そんな12億トンを超える温室効果ガスを2050年までには
『温室効果ガスを実質ゼロにする必要がある』
というのが実現目標なのです。
脱炭素社会の実現には、温室効果ガスをゼロにする取り組みと、放出した温室効果ガスを吸収して除去する取り組みが必要
なのですね。という事は、企業の取り組みと各家庭の取り組みの両方が必要となるわけです。
温室効果ガスをなくすと言われて思いつくのは・・・ガソリンを使わない!電気を節約する!ゴミを増やさない!
このあたりしか思いつきません(;’∀’)
でも大筋間違っていないですよね。
リモートワークを推進する! 事も通勤でエネルギーを使わなくて済むという大切な取り組みのようです。
企業が8割、家庭が2割と言われている温室効果ガスの排出量・・・
各家庭や個人個人が温室効果ガスの排出を削減する取り組みをしたら、1割になり、10%の削減となるわけです。
数値化されると理解しやすい人間としては、目標がわかりやすいと頑張りたくなるものです。
この10%の削減を、2030年までに実現していき、2050年になる前にはカーボンニュートラルの実現を目標としたいという事なんですよ。
少し、現実味を帯びてきたと思いませんか?
1人1人の取り組みで地球温暖化を止められるなら・・・
努力しましょうよ。ってなりませんか?
ネットゼロとは?
ZEH⇒ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスとしては既にご存じの方も多いネットゼロ。
太陽光発電などによる再生可能エナルギー(創エネ)を利用し、また省エネ性能の高い高断熱(省エネ)住宅とし、年間の消費エネルギーをゼロ以下にしましょう。という新築住宅での取り組みです。
温室効果ガスの削減につなげる目的で数年前より聞かれる言葉ですね。
そんなネットゼロ。温室効果ガスの排出量を差し引きゼロにするという考え方で=カーボンニュートラルと同じ意味だという事です!
同じ意味で使われるという事で、言い方を変えているだけなのですね!
差し引きゼロにするという意味は、地球温暖化のために温室効果ガスをゼロにしたいけれど、経済活動を維持するためには完全にゼロには出来ないから・・・という事のようです。
言葉が多いと混乱しますが、2021年段階で海外でも125か国が2050年までにネットゼロを実現する事を表明しています。
日本の企業でもネットゼロへの取り組みを表明していますね。イオンに買い物に行くと表示されていたりする程、一番身近になってきている言葉かもしれません。
まとめ
脱炭素とカーボンニュートラルの意味の違いはわかりましたね。
ネットゼロはカーボンニュートラルと同じ意味でした。
脱炭素とカーボンニュートラル、ネットゼロは温室効果ガスの排出を実質ゼロにする取り組みであるという事は共通していましたね。
言葉が多いと混乱しますが、使い分けていても結論的には同じ未来を創造する取り組みである事には違いがありません。
もっともっと勉強していかないとならない問題ですね。